リスグラシュー 新潟の新馬戦は上がり33秒0でも届かない(2着)競馬をしてしまったが、2戦目は阪神1800mで1分46秒2の圧勝。続くアルテミスSはスローで着差こそつかなかったものの、着差以上の強さを見せた。2走前の圧勝が示す通りに阪神外回りはベスト。過去の阪神JFが示すように外枠は絶好枠。【放談O】 ソウルスターリング フランケル産駒は現2歳が最初の世代。よって適性云々は何とも言えないが、とりあえず“怪物”の遺伝子は確実に産駒に受け継がれているようだ。ガリレオやサドラーズウェルズが入っててもお構いなし。おそらくデインヒル(フランケルの母父)が効いていると思うのだが、ソウルスターリングはまさにそれ。デインヒルの最高傑作と名高いファインモーションの再来の予感。【放談A】 ヴゼットジョリー 新潟2歳Sでは前半行きたがるシーンも見られたが、馬の後ろにつけて我慢。直線ではしっかりと弾けた。今回もスローになった際の折り合いはポイントになりそうだが、それ以上に気になるのが馬体重。調教後馬体重458キロは前走から−14キロと大幅減。『食いが細い面がある』というコメントも出ており、輸送でさらに減るようだと…。【放談I】 ジューヌエコール 母(ルミナスポイント)の血統は1400mが上限という馬が多く、前走で距離をこなせたのは収穫。牡馬相手の3連勝、着差は僅かでもいずれも完勝と言っていいレース内容で、牝馬限定戦のここは当然有力。ただし、クロフネ産駒は、ベストクルーズ(09年3着)、ホエールキャプチャ(10年2着)、クロフネサプライズ(12年2着)と総合力問われるこのGIでは勝ち切れていない。【放談A】 ディーパワンサ いかにも叩き台という仕上げだった前走のデイリー杯2歳Sは、上がり最速タイの33.6秒をマークし、勝ち馬からはわずか0.1秒差の4着。次を期待させる内容だった。中間は2週連続でシュタルケ騎手が騎乗し、1週前にはCWウッドで好時計をマーク。使った上積みは間違いなくありそうだ。母がオークス馬シンハライトの半姉という牝系の底力にも期待。【放談I】
(2016.12.10) |
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