日刊競馬POG2023-2024
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期待の2歳馬評価
最終更新日:2023/10/13
ボーモンド
【牡】 父:モーリス 母:ボージェスト 美浦・国枝厩舎
 POGではお馴染みとなっているエアグルーヴ牝系(祖母アドマイヤグルーヴ)。『距離はマイル~2000mぐらいが合いそう。モーリス産駒らしい気の強さはありますが、動きはかなりいい部類だと思います』とのこと。少しノド鳴りの症状が見られるが、『調教も動いているし、現時点でレースに影響はない』そうだ。デビュー戦は10月14日の東京芝1800mを予定しているが、半兄ボーデンがこの舞台で圧巻の初勝利を挙げている。本馬も初戦から期待できそうだ。(10月13日更新)
放談Aの期待値:70   
放談Xの期待値:65
オールナット
【牡】 父:サトノダイヤモンド 母:キューティゴールド 栗東・高野厩舎
 半姉ショウナンパンドラは14年秋華賞、15年ジャパンCとGI2勝。『奥手の血統で当初は緩さが目立ちましたが、ひと夏越して急成長してくれました。調教でもしっかりと動けており、乗り手にも従順。現時点で課題らしい課題はないので期待は大きいです』と陣営は上々の手応えだ。デビュー戦は10月9日の京都芝2000mを予定している。(10月6日更新)
放談Aの期待値:50   
放談Xの期待値:70
シュヴェルトリリエ
【牡】 父:モーリス 母:リスグラシュー 栗東・矢作厩舎
 GI4勝を挙げた名牝リスグラシューの初仔。『正直、母と似ているところはありませんが、乗り味は良く、こちらのゴーサインにもしっかりと反応してくれます。少しテンションの高いところはありますが、調教自体は順調。距離の適性などまだわからない点はありますが、まずはこの時期にデビューを迎えられたことを褒めてあげたいと思います』と関係者。デビュー戦は9月24日の阪神芝2000mを予定している。(9月22日更新)
放談Aの期待値:50   
放談Xの期待値:60
フライフリーダム
【牡】 父:ドゥラメンテ 母:ノヴァホーク 美浦・高柳瑞厩舎
 母は吉田照哉氏(社台ファーム)の所有馬で、伊GⅢ勝ちなど通算5勝を挙げた。本馬はその7番仔にあたるが、『この父にしては落ち着きがありますが、逆に言えば自分からハミを取っていくなどの前向きさには欠けますね。動かした分は動いてくれますが、もう少し前進気勢が出てきてほしいです』と課題を挙げる。デビュー戦は9月18日の中山芝2000mを予定。初戦からというタイプではないが、一度使ってのガラリ一変を期待したい。(9月15日更新)
放談Aの期待値:40   
放談Xの期待値:50
フォルラニーニ
【牡】 父:エピファネイア 母:リナーテ 美浦・手塚厩舎
 母はサトノダイヤモンドの半妹という血統馬で、現役時代は中央で6勝を挙げる活躍。その初仔となる本馬は『走ると思います。メンタル面に怪しいところがあったので攻めきってはいませんが、促せばいくらでも動けそうな手応え。(デビュー戦に関しては)普通に走ってくれれば、結果を出せると思います』と陣営は強気一辺倒。その注目のデビュー戦は9月9日の中山芝2000m。台風の影響がどうかだが、メンバーを考えても負けられない一戦となりそうだ。(9月8日更新)
放談Aの期待値:70   
放談Xの期待値:75
パロサント
【牝】 父:ロードカナロア 母:パララサルー 美浦・国枝厩舎
 母パララサルーはオープン特別(アネモネS、紫苑S)を2勝と活躍。半兄ブレスクは中央未勝利で終わったが、『父が(ルーラーシップ→ロードカナロア)変わって動きに柔らかさを感じます。430キロと体は大きくないですが、早めの調教でも余力は感じますし、ここにきてキレや加速力も出てきました。これで体力が付いてくれば面白そうですよ』と育成者の手応えもまずまずな印象。8月30日に美浦・国枝厩舎に入厩。デビューはもう少し先になりそうだが、ここまでは順調に調整されているようだ。(9月8日更新)
放談Aの期待値:30   
放談Xの期待値:40
エルサビオ
【牡】 父:レイデオロ 母:ギーニョ 栗東・中内田厩舎
 母は中央2勝馬だが、トゥザヴィクトリーの全妹という血統馬。『以前あった神経質な面はだいぶ解消されました。完成には少し時間を要すタイプに思えますが、負荷を強めてもしっかりと対応してくれるのは強みです。これからどんどん成長してくれるのではないでしょうか』とのこと。8月26日に栗東・中内田厩舎に入厩済。まずはゲート試験合格を目指していく。(9月1日更新)
放談Aの期待値:50   
放談Xの期待値:40
ハミング
【牝】 父:ブリックスアンドモルタル 母:ブリッツフィナーレ 栗東・中内田厩舎
 半兄キセキは17年の菊花賞勝ち馬。『父が変わって、兄(キセキ)とは少し違うタイプかもしれません。前向きさはこの血統でも一番と言えるほどで、距離はマイル辺りが主戦場になりそう。バネは一級品なので先々が楽しみな馬ですよ』とのこと。本格化は3歳秋以降のイメージがある血統だが、父がルーラーシップ→ブリックスアンドモルタルなら早い段階での素質開花も十分可能か。今後の動向に注目したい。(8月25日更新)
放談Aの期待値:60   
放談Xの期待値:80
ダノンマカルー
【牡】 父:ドゥラメンテ 母:デックドアウト 美浦・田中博厩舎
 母は米GIアメリカンオークスの勝ち馬。兄姉2頭は未勝利だが、輸入後はディープインパクト→ロードカナロア→ドゥラメンテと種付けされており、レイクヴィラファーム期待の繁殖牝馬となっている。本馬に関しては『十分な馬格がありながら機敏さも感じます。まだ動き切れていない中でも時計が出ているように能力はかなりありそう。クラシック路線での活躍を期待しています』とのこと。デビュー戦は8月20日の新潟芝1800mを予定している。(8月18日更新)
放談Aの期待値:70   
放談Xの期待値:65
サロニコス
【牝】 父:ロードカナロア 母:サロニカ 栗東・松下厩舎
 母サロニカは17年のエルフィンS勝ち馬。サリオス、サラキア、サリエラなどPOGではお馴染みとなった活躍牝系の出身だ。母の2番仔となる本馬は『少し小柄ですが、走り自体は力強く、体重以上の重厚感があるように思えます。走ることに前向きで運動神経がいいタイプ。活躍馬の多い一族なので楽しみです』とのこと。8月9日に栗東・松下厩舎に入厩。まずはゲート試験合格を目指していく。(8月11日更新)
放談Aの期待値:50   
放談Xの期待値:60
リアソール
【牝】 父:ロードカナロア 母:レーヴディソール 美浦・萩原厩舎
 母レーヴディソールは10年の阪神JF勝ち馬。体質の弱さが遺伝しているせいか、ここまでの繁殖成績は期待を大きく裏切るものだが、本馬は4月中旬に美浦に入厩し、ゲート試験にも合格。順調なスタートを切れたように思えたが…。放牧先のNF天栄で右前脚の膝に骨膜を発症。3ヵ月経った今でもウォーキングマシン&トレッドミルでのキャンター運動が中心の調整となっている。これまでの兄姉同様、順調さを欠いている点は大きな不安材料だ。(8月11日更新)
放談Aの期待値:30  
放談Xの期待値:40
ファーヴェント
【牡】 父:ハーツクライ 母:トータルヒート 栗東・藤原英厩舎
 母トータルヒートは中央5勝。『血統的に焦るタイプではないですし、脚元にも不安を抱えている牝系なので、ここまでは馬任せで調整をしてきました。それでも夏デビューできるというのは頼もしいですね。とても扱いやすく、動きも良好。現時点で注文らしい注文はありません』とのこと。8月5日の新潟芝1800mで注目の初陣を迎える。(8月4日更新)
放談Aの期待値:70  
放談Xの期待値:70
エロース
【牡】 父:ハーツクライ 母:キトゥンズクイーン 栗東・池江厩舎
 半兄トゥデイイズザデイは中央4勝と活躍中。調整遅れでPOGメディアへの露出はほとんど無かったが、『こちら(大山ヒルズ)に来るのは他馬より遅かったですが、もともと秋始動を予定していたので何も心配はしていません。今では先に入った馬と同レベルの調整を行えるほど。この辺は基礎能力の高さをうかがえますね』とのことだ。7月中旬にはゲート試験にも合格。今後は予定通り秋デビューに備えていく。(8月4日更新)
放談Aの期待値:70   
放談Xの期待値:80
ベトルス
【牡】 父:ハーツクライ 母:エスキモーキセス 栗東・友道厩舎
 母エスキモーキセスは米GIアラバマSの勝ち馬。友道厩舎×ハーツクライ産駒でドラフト時から人気になっていたのが本馬だ。『いかにもハーツクライ産駒という成長曲線で、気温の上昇とともに緩さはだいぶ解消されました。かなり動けるようになってきたので、予定どおり北海道でゲート試験→秋デビューを目指せそう」と関係者。7月14日に函館競馬場に入厩し、まずはゲート試験合格を目指す。(7月21日更新)
放談Aの期待値:70  
放談Xの期待値:75
キングズブレス
【牡】 父:Kingman 母:インピード 美浦・木村厩舎
 サンデーレーシングのKingman産駒と言えばシュネルマイスターが思い浮かぶが、タイプこそ違えど、それと比肩する活躍を見せてくれそうなのが本馬。早くからそのスピード能力は評判になっており、『コントロールは難しいが、スピードだけならこの世代トップクラスの持ち主』と言われるほど。『マイルまでは持ってほしいので、今は我慢することを覚えさせています。いずれにしても短距離戦ならかなり活躍できると思います』と関係者の期待は高い。(7月14日更新)
放談Aの期待値:80  
放談Xの期待値:70
ダイヤモンドレイン
【牝】 父:サトノダイヤモンド 母:シーウィルレイン 栗東・池添学厩舎
 母シーウィルレインは豪GI2勝。半兄ダノントルネードは今年の京都新聞杯2着。『この父の産駒らしく、切れ味よりもいい脚の持続力が武器になりそう。体型的に長い距離が合いそうですが、スピードもあるので牝馬クラシックで期待したくなりますね』とのこと。一部某所では“今年のノーザン牝馬のエース格”との噂もチラホラ。デビューは秋になりそうだが、素質馬の動向に注目していきたい。今後は7月21日に函館競馬場に入厩し、ゲート試験合格を目指していく。(7月14日更新)
放談Aの期待値:90  
放談Xの期待値:80
レガレイラ
【牝】 父:スワーヴリチャード 母:ロカ 美浦・木村厩舎
 半兄ドゥラドーレスは昨年の菊花賞4着馬で中央4勝と活躍中。本馬に関しては『フットワークや雰囲気からかなりの素質を感じる馬ですが、とにかくメンタル面に課題のある馬で、デビュー戦は力を発揮しやすい滞在競馬を選択しました。ただ、こちら(函館)に入ってきてからもテンションの高さは相変わらず。何とか落ち着いてレースに臨んでくれれば…ですね』と課題を挙げる。7月9日の函館芝1800mでデビュー予定。人気必至の1頭だけに、当日の気配はよく注視しておきたい。(7月7日更新)
放談Aの期待値:60  
放談Xの期待値:70
エクストラドライ
【牡】 父:キンシャサノキセキ 母:エクストラペトル 栗東・藤岡健厩舎
 近親に中央5勝と活躍したフィフスペトルがいる血統。『前進気勢があり、スピードもその加速力もなかなか優れたものがあります。血統どおりに短距離に適性を感じますが、力みが取れればマイルぐらいまではこなしてくれるでしょう。早い時期から活躍してくれそうな1頭です』とのこと。現在は栗東のグリーンウッドに移動済。順調ならば夏の終わりごろにも初陣を迎えそうだ。(7月7日更新)
放談Aの期待値:60  
放談Xの期待値:50
グランスカーレット
【牡】 父:ロードカナロア 母:ダイワスカーレット 栗東・大久保龍厩舎
 GI4勝の名牝ダイワスカーレットの11番仔にして初の牡馬。『5月に発症した骨瘤で現在はペースダウンしていますが、その前まではハロン14秒台の調教を行っていたのでそれほど時間はかからないと思います。早くからスピードが目に付く1頭でしたが、今年に入って前進気勢も出てきました。初めての牡馬ということもあって期待の大きい馬です』とのこと。現在の馬体重は510キロ。夏の終わり頃の本州移動が視野に入っている。(6月30日更新)
放談Aの期待値:40  
放談Xの期待値:30
ワールズエンド
【牡】 父:ロードカナロア 母:リラヴァティ 栗東・池添学厩舎
 母リラヴァティは16年のマーメイドS勝ち馬。その4番仔となる本馬はキャロットファームにて一口17.5万円の高値で募集された。牡馬・牝馬、血統の差はあれど、初仔のストゥーティ(父モーリス)の募集価格が8万円だったことを考えれば、破格の募集価格と言っていいだろう。おのずと期待は高まるが、今年に入ってからハ行や飛節の腫れで立て続けにペースダウン。6月中旬現在で騎乗運動を再開しておらず、現状の調教進度では年内デビューも黄信号といったところか。(6月30日更新)
放談Aの期待値:20  
放談Xの期待値:20
ロードフォアエース
【牡】 父:ロードカナロア 母:イトワズマジック 栗東・友道厩舎
 1口13.2万円という募集価格からも、『今世代のロードのエース格』と評判になっているのが本馬。母は未出走ながら、その全兄姉U S Navy FlagとRoly Polyがともに米GI3勝と大活躍。注目度の高い1頭だ。『ここまでは大きな問題もなく順調ですね。距離はマイルぐらいまでかもしれませんが、素質や雰囲気はかなりのモノを感じます。走ってくるでしょう』とのこと。5月19日に栗東・友道厩舎に入厩。翌週にはゲート試験に合格し、現在は夏の新潟デビューへ向けてグリーンウッドで調整されている。(6月23日更新)
放談Aの期待値:70  
放談Xの期待値:70
アンフォルメル
【牡】 父:ドゥラメンテ 母:アールブリュット 美浦・国枝厩舎
 半兄パラレルヴィジョンは中央3勝と活躍中。デビュー直前に骨折が判明するアクシデントがあったが、昨年の神戸新聞杯では2戦2勝で1番人気(7着)に推されたほどの素質馬だ。順調ならばこの馬も…の期待だが、『疲労が蓄積しすいタイプで、その影響で半腱半膜様筋に腫れが出るなど、なかなかスムーズな調整が行えない現状。素材は確かなので今は状態の改善を最優先に考えて下地作りを行っています』と順調さを欠いているようだ。POG期間内の活躍は微妙なところか。(6月23日更新)
放談Aの期待値:30  
放談Xの期待値:60
ウールデュボヌール
【牡】 父:キタサンブラック 母:サンクボヌール 栗東・須貝厩舎
 血統構成は比較的地味。前評判もそれほど高くはなかったが、日刊競馬POG2023-2024の指名馬ランキングでは4位と人気沸騰。おそらく4月に記録した坂路調教(4F51秒9)がその要因と思われるが、5月帰厩後は若干雲行きが怪しくなってきた感はある。ここ2週のCWでの追い切りは68.8-53.2-38.2-11.9と69.9-54.4-39.0-11.7。ジョッキー騎乗+一杯に追われてのこの時計はハッキリ平凡なものと言えるだろう。何より総じてワンペースな印象。4月の坂路調教の内容も加味すれば、クラシックどころかダート馬の可能性すらありそうだが…。(6月16日更新)
放談Aの期待値:50  
放談Xの期待値:50
イスタンテ
【牡】 父:Frankel 母:Noyelles 美浦・鹿戸厩舎
 全兄レイベリングは昨年の朝日杯FS3着馬。『検疫明けが今年の2月。運動制限もあったので現在は基礎体力の向上を目的にトレーニングを積んでいます。心身ともに成長が必要なので、本州への移動は秋ぐらいになりそうです』と急遽の来日とあって時間はかかりそう。兄のデビューは11月26日。同様のポテンシャルがあればPOG期間内の活躍も十分に可能だが…。(6月16日更新)
放談Aの期待値:30  
放談Xの期待値:40
ダノンエアズロック
【牡】 父:モーリス 母:モシーン 美浦・堀厩舎
 母モシーンは豪GI4勝馬。本馬は2022セレクトセール1歳セリにて4億5000万円で落札された。モーリス産駒にこの値段は高過ぎる嫌いもあるが、調教では好時計&力強い動きを連発し、日に日に評判は高まっている。最終追い切りでも馬なりで66秒6-51秒5-36秒6-11秒7(美浦W)を記録。態勢は万全の印象だ。まずはデビュー戦(6月11日東京芝1800m)でしっかり結果を出し、これまで不思議と縁のないモーリス産駒初のクラシック制覇を目指したい。(6月9日更新)
放談Aの期待値:69  
放談Xの期待値:70
ヒヒーン
【牝】 父:ジャスタウェイ 母:イイナヅケ 栗東・須貝厩舎
 馬名のインパクトが強すぎるが、全兄エルデストサンは2歳秋に勝ち上がっており、ジャスタウェイやオツウで有名な須貝厩舎×大和屋暁のタッグ。『5月から乗り込んで順調な仕上がりを見せています。先週新馬勝ちした馬(テラメリタ)とも同等の動きを見せていたので楽しみです』と初戦からまずまず期待できそうだ。軽視は禁物。(6月9日更新)
放談Aの期待値:40  
放談Xの期待値:30
アドミラルシップ
【牡】 父:ゴールドシップ 母:ヴィーヴァブーケ 美浦・相沢厩舎
 全兄にブラックホール(19年札幌2歳S勝ち)、半姉にライラック(22年フェアリーS勝ち)がいる血統。ステイゴールド系種牡馬の3頭はいずれも2歳時に勝ち上がっている点が魅力。『兄姉同様に柔らかい身のこなしが長所。気性も穏やかで距離は持ちそう』とのこと。馬体は大きくはないものの、重賞勝ちの兄姉も比較的小柄だったことを考えると問題はなさそう。秋デビューを目標に調整されている。(6月2日更新)
放談Aの期待値:56  
放談Xの期待値:60
カンティアーモ
【牝】 父:エピファネイア 母:リビアーモ 美浦・木村厩舎
 半兄にダート4勝のマグナレガーロ、半姉に芝4勝のパルティアーモがいる血統。『気性に難しさのある血統だが、牝馬ながら馬格があってすごく見栄えがいい。力強い走りをする』とのこと。3月11日に美浦・木村厩舎に入厩し、3月30日にはゲート試験に合格。早期デビューが期待できる1頭。(6月2日更新)
放談Aの期待値:60  
放談Xの期待値:70
サフィラ
【牝】 父:ハーツクライ 母:サロミナ 栗東・池添学厩舎
 全兄にサリオス(朝日杯FS1着、皐月賞2着、日本ダービー2着)、半姉にサラキア(エリザベス女王杯2着、有馬記念2着)がいる良血馬。『小柄だが、雄大なフットワークでスピードを兼備。ためて切れ味を発揮できそうなタイプ』とのこと。基本的には晩成色の濃い一族で、兄姉のデビューは全体的に遅めではあるが、本馬は6月阪神開催でのデビューを予定。早期始動となれば当然期待は高まる。(5月26日更新)
放談Aの期待値:70  
放談Xの期待値:70
コルレオニス
【牡】 父:レイデオロ 母:ヒストリックスター 栗東・友道厩舎
 14年桜花賞馬ハープスターの半弟。『心肺機能が非常に高く、切れもパワーも兼ね備えています。気性面に課題のある血統ですが、本馬は今のところ穏やかで距離の融通もききそうです』と関係者の評価は高い。5月17日に栗東・友道厩舎に入厩。翌週にはゲート試験にも合格し、今後は7月中京開催でのデビューを予定している。(5月26日更新)
放談Aの期待値:50  
放談Xの期待値:60
ラケダイモーン
【牡】 父:レイデオロ 母:ラルケット 栗東・須貝厩舎
 半兄にステルヴィオ(18年マイルCS勝ち)、ウンブライル(23年NHKマイルC2着)がいる血統。『馬体重は現在500キロほどで、血統馬らしい良い動きを見せています。かかる気性ではないので、活躍した兄たちよりも距離は持ちそう。クラシック路線でも期待しています』とのこと。5月17日にゲート試験合格済。この後は一旦放牧に出し、さらなる良化を促す方針だ。(5月19日更新)
放談Aの期待値:70  
放談Xの期待値:80
ショウナンハウル
【牡】 父:レイデオロ 母:リンフォルツァンド 栗東・松下厩舎
 競走成績は1勝で終わった母リンフォルツァンドだが、祖母がリッスンという血統馬で近親にはサトノルークス(19年菊花賞2着)、タッチングスピーチ(15年ローズS勝ち)、キングズレイン(22年ホープフルS3着)と活躍馬が多くいる。基本的には晩成寄りの血統構成だが、『とても気のいい馬。血統的なイメージと違って早くから動けると思います。パワーに関しては文句がないので、あとは切れが出てくれば言うことなしですね』とのこと。現在は6月の阪神開催(芝1800m)を目指して栗東・松下厩舎で調整されている。(5月19日更新)
放談Aの期待値:60  
放談Xの期待値:50
アルセナール
【牝】 父:エピファネイア 母:サンブルエミューズ 美浦・木村厩舎
 半姉にナミュール(22年チューリップ賞勝ち)、ラヴェル(22年アルテミスS勝ち)がいる血統。『バネがあり、パワフルな動きでスピード感も十分。タイプとしてはナミュールに似ていると思いますが、その同時期と比べてもこちらの方が完成度も高く雰囲気があります。この血統特有のピリピリした面が悪い方に出なければ楽しみですね』とのこと。デビュー時期は未定だが、現在はハロン14秒ペースの調教をこなしている。本州への移動もそう遠くはないだろう。(5月12日更新)
放談Aの期待値:70  
放談Xの期待値:70
エヴァンスウィート
【牝】 父:スワーヴリチャード 母:ハルーワスウィート 栗東・友道厩舎
 GI馬3頭(ヴィルシーナ、シュヴァルグラン、ヴィヴロス)を輩出した名繁殖牝馬ハルーワスウィートの最後の仔。ハルーワスウィート=晩成のイメージが強いが、本馬は4月に入厩→ゲート試験合格とまさかの順調さを見せている。『とにかく順調のひと言。6月阪神開催でのデビューも可能』となれば注目せざるを得ないだろう。ただ、昨秋衝撃のデビューで一躍クラシック候補と騒がれたグランヴィノスも、結局は1勝止まりで『晩成タイプ』のジャッジ。過度の期待は?(5月12日更新)
放談Aの期待値:30  
放談Xの期待値:40
ドゥマイシング
【牡】 父:ドゥラメンテ 母:フォースタークルック 栗東・矢作厩舎
  母フォースタークルックは米GIフラワーボウルSの勝ち馬。血統面から予想できるように若干の硬さが随所に見られるが、『豊富な筋肉量で体幹の強さが魅力的。完成度は高く、体力もあるので、かなり高いレベルでの走りができそう』と育成者の評価は高い。このまま調整が進めばゴールデンウィーク明け頃にも入厩する予定。芝・ダート不問の活躍が予想される素質馬だ。(5月5日更新)
放談Aの期待値:70  
放談Xの期待値:90
アスロス
【牡】 父:レイデオロ 母:ステラリード 栗東・矢作厩舎
 母は09年の函館2歳Sの勝ち馬。4番仔のパラスアテナ以降、カイザーノヴァ、キングエルメス、テラステラと4年連続で産駒がPOG期間中のオープン入りを果たしている。『まずは兄と同じように北海道開催でのデビューを目標にしています。気が強くて距離に限界はありそうですが、2歳戦から走ってくれる血統ですからね。POG向きの1頭だと思います』とのこと。(5月5日更新)
放談Aの期待値:60  
放談Xの期待値:40
ホウオウラムセス
【牡】 父:エピファネイア 母:オメガフレグランス 美浦・栗田徹厩舎
 半兄に東京大賞典4連覇という偉業を達成したオメガパフュームがいる血統。6月7日という超遅生まれは気になるが、『目標は3歳のダート3冠。それを強く意識できるポテンシャルの持ち主』と育成者の評価は高い。また、『馬格を考えればダートだが、芝でもやれそうな柔らかさがある』とのことで、今後の成長によってさらに適性を見抜いていく方針だ。デビューは秋頃を予定している。(4月28日更新)
放談Aの期待値:60  
放談Xの期待値:60
コンドライト
【牡】 父:ドゥラメンテ 母:アエロリット 美浦・菊沢厩舎
 17年のNHKマイルCを勝ったアエロリットの初仔。『初仔でも体質に問題はなく、調教での動きも良好です。どちらかと言えば芝向きを思わせる柔らかさ。まだ成長の余地を残しているので、ここからどう変わってくるか楽しみです』とのこと。現在はハロン15秒での調整。夏ごろの入厩を目標に調整されている。(4月28日更新)
放談Aの期待値:60  
放談Xの期待値:70
カルパ
【牡】 父:モーリス 母:ブチコ 栗東・須貝厩舎
 毛色ありきで話題になっていたこの牝系だが、ブチコの初仔ソダシが牝馬限定のマイルGIを3勝。続くママコチャも3連勝でオープン入りするなど結果もしっかり出している。もはやただのネタ枠では収まりそうにないが、本馬は空胎明けでブチコ初の牡馬。『姉2頭と少しタイプは違う』とのことで、『長めの距離でも走れそう。体は430キロほど。モーリス産駒の牡馬なのでもう少し体は増えてほしい』と関係者。(4月21日更新)
放談Aの期待値:60  
放談Xの期待値:50
レッドアトレーヴ
【牡】 父:ロードカナロア 母:ラストグルーヴ 美浦・手塚厩舎
 全兄にレッドモンレーヴ(中央4勝)、半兄にランフォザローゼス(青葉賞2着)、カランドゥーラ(中央3勝)がいる血統。デビューした産駒5頭がいずれも中央で勝ち上がっているようにアベレージの高さも魅力の一族だ。ただし、祖母エアグルーヴということで本質的には晩成傾向&虚弱体質。本馬も3月末に骨軟骨腫を発症していることから、POG期間中の能力全開はやや厳しい印象だ。(4月21日更新)
放談Aの期待値:30  
放談Xの期待値:30
シャハザマーン
【牡】 父:ドゥラメンテ 母:ドバイマジェスティ 栗東・藤原英厩舎
 21年ダービー馬シャフリヤール、17年皐月賞馬アルアインの半弟。『兄とタイプこそ違いますが、手先の軽さ、乗り味、バネなどはさすがの良血馬といった感じです。乗り込みながら体重が増えているように今が成長期。大きいところを狙える馬だと思うので、このまま順調にいってくれれば』と関係者。ドゥラメンテ産駒らしい幼さがどう出るかだが、秘める素質は偉大な兄2頭にも劣らない。(4月15日更新)
放談Aの期待値:80  
放談Xの期待値:80
シャイニングソード
【牡】 父:Frankel 母:スタセリタ 栗東・中内田厩舎
 全姉に17年のオークス馬ソウルスターリングがいる良血だが、以降はシェーングランツが2歳重賞(18年アルテミスS)を勝った程度で、年々産駒の成績は下降線を辿っている。本馬はスタセリタ産駒初の牡馬で中内田厩舎所属。大きく変わる要素は秘めているが、今年に入ってから左前肢に張りが出たり、左飛節部分に後腫の症状が出るなど、やや順調さを欠いている印象。基礎体力の向上にはまだ時間を要しそうで、POG向きかどうかは微妙なところ。(4月15日更新)
放談Aの期待値:40  
放談Xの期待値:80
【放談A】『POGに求めているのは快楽だけ』と勝敗度外視でPOGを楽しむ重度のPOG中毒者。シャフリヤールとの出会いをきっかけに『俺、完全覚醒した』と嘯いていたが、昨年は実際にエリカヴィータやキングズパレスを指名しただけでなく、ダノンスコーピオン、タイセイディバイン、アートハウスらを下位指名するなど“普通に上手い人”になってしまった。今年も定番のストレート指名だが、近年の実績と勢いを考えると軽視は禁物(?)。

【放談X】趣味は仕事放棄とパワハラ。産まれた時から『だぜ!!』が口癖の日刊競馬の癒し系担当。昨年は安定のクロウキャニオン(ダンテスヴュー)こそボチボチ走ったが、ドラ1の重賞取消、ドラ3の骨折、ドラ5&6のデビュー戦シンガリ負けなど多くのネタを人々に提供した。今年は久々のストレート指名。注目は社内の誰からも見向きもされなかったドラ1&ドラ3だ。

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